top of page

髙橋美奈子

油絵画家

 私は自然豊かな田舎で生まれました。そして親のDNAを受け継いだのか、小さい時から絵を描くのがとても好きでした。やがて高校生になり、部活も絵画部に所属しベタベタ油絵を描きだしました。そして美大を目指すようになった頃、母親が病弱のため美大進学を断念し母親の看病をしながら美大の通信教育を始めました。しかし、母親は2年後他界しました。何か取り残された感のあった私は、しばらく呆然としていましたが、これでは亡き母に申し訳ないと我に返り、それから自分の気持ちをキャンバスにぶつけるようになりました。絵画研究所に入り美大の通信教育を再開し心の中のものを表現しようとしました。縁あって美術団体新構造展に出品するようになりました。やがて結婚し出産しましたが、一度も休むことなく出品し続けました。その時、その時の思いをただただキャンバスに表現しました。

あの時から今年2015年の出品でちょうど50年になり、11月には髙橋美奈子画歴50年記念展を予定しています。

 私の絵画への想いは私の人生そのものです。喜びを、悲しみを私の心のままに大作にぶつけてきました。これから変わりません。そして海外風景、国内風景、花や人物は感動を素直に小品に表現しています。私の絵を見た人に「何か神々しさを感じますね」と言われた時、「あゝ、私の気持ちを分かってくださったか」と嬉しく思います。

 これからも私の息が止まるまで絵筆を握り続けると思います。そしていつの日か一人でも私の絵に感動してくださる人が出てくれますことを夢見つつ!

bottom of page